塗料の色の選び方

外壁塗料の色の選び方

外壁塗装に使用する塗料は外壁や建物を守る役割を担っているため、機能面はもちろん重要。しかし、大きな面積を占める外壁の塗装ですから、色も重要なポイントです。ご家族様の好みだけでなく、周囲の景観や気象条件などに合わせて最適な色を選ぶために、外壁塗料の色選びに役立つ知識を身に着けておきましょう。

もし色選びで迷われたら、板橋区・練馬区周辺地域を中心に高品質な外壁塗装を提供する「株式会社 SUKUMO」までご相談ください。お客様のご要望を踏まえて、最適な塗料をご提案いたします。

塗料のカラーに関する基礎知識

塗料のカラーを選ぶ際には、色が持つ3つの属性と対比による効果の知識が役立ちます。

色の3属性

色には「色相」「彩度」「明度」の3つの要素があります。色味や濃淡・明暗によって受ける印象は大きく異なりますので、色の3属性を知っておきましょう。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

色相 彩度 明度
赤、青といった色の違いを指します。大きく見せたい・存在感を出したいといった場合には暖色系が、存在感を薄くしたい場合などは寒色系が向いています。 色のあざやかさを指します。彩度の低い色は地味に感じられますが、その分落ち着いた印象に。彩度の高い色は派手さはありますが、外壁塗装ではあまり使用されません。 色の明るさのことを指します。明度が高い色は軽やかな印象に、低い色は重くい印象になります。また、明度が高い色は大きく見え、低い色は安定感があるように見えるという特徴もあります。
色相 彩度 明度
色の「対比」による効果

サンプルや色見本だけを見て色を選ぶと、塗装後の仕上がりがイメージ通りにならないことがあります。これは、塗装の色が周囲の景色や建物の色に影響を受け、違った見え方になることが原因です。外壁塗装の色を選ぶ際には、この色の対比現象も含めて検討することをおすすめします。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

色相対比 彩度対比 明度対比
色相対比 彩度対比 明度対比
背景・周囲の色が影響し、本来の色とは違って見える現象です。背景色が同系統の色だと、メインの色が背景に近づいたように見えます(心理補色)。この現象により、外壁の色が目立たなくなることがあります。 背景・周囲の建物の色の彩度が低い場合、外壁は相対的にあざやかに見えます。あざやかな印象の外壁にしたい場合はこの効果を利用し、背景よりも彩度が高い色を選ぶ必要があります。 背景・周囲の明度が低い場合、外壁の色が本来持っている明るさが違って見えることがあります。反対に背景・周囲の明度が高い場合は、外壁の色本来の明るさで見えるようになります。

失敗しないための外壁塗装色選びチェックポイント

色そのものが持つ特徴や効果だけでなく、ほかにもさまざまな要素が色の見え方を左右します。以下、失敗しない色選びのためのチェックポイントをご紹介します。

面積効果

まったく同じ色でも、面積が違うだけで色の見え方が変わることがあります。特に面積が大きい場合は色が薄く見えてしまうため、大きな面積を塗装する塗料の色は、少し濃い目の色を選ぶことがポイントです。

高源色

室内で会った人が着ていた服を黒だと思っていたら、屋外に出てみると濃紺だった……といった経験はありませんか? 蛍光灯と太陽光では色の見え方が変わるため、このような現象が起こります。色見本を室内で見て色を決めると、屋外の塗装が異なる印象になってしまうことも。

また、天候や時間帯によっても明るさが変わり、色の印象が異なります。外壁に見本をあててみて検討する際は、いろいろな天候や時間帯で複数回試してみると良いでしょう。特に塗料の艶をチェックする場合は、艶の具合がよくわかる晴れている日の昼間をおすすめします。

サッシやドアの色・形との相性

基本的に、サッシ枠やドアは塗装で色を変えることができない部分です。そのため、この2つとマッチするかどうかを考えて外壁の色を選ぶのもポイントの一つ。また、形状と色の組み合わせでも受ける印象が変わりますので、サッシやドア、建物の形状も意識してみましょう。

サッシの色をチェック!
白・黒の無彩色のサッシやドアは、どんな色の外壁にもマッチします。ただ、ブロンズ(茶系)の場合は外壁の色を選びますので、同系色を選ぶなどの工夫が必要です。
形状をチェック!
建物の形状に凸凹しているがあれば、その部分を利用してアクセントをつけることも可能。すべて同じ色にして凹凸の存在感を薄めると、シンプルな印象を演出できます。
周囲の家との兼ね合いを確認する

周囲の家との兼ね合いを確認する

ご自身やご家族が暮らす家ですから、外壁の色が好みに合っていることはもちろん大切です。しかし、家が周囲の景観の一部だということも忘れてはなりません。馴染むようにしたいのか、それとも目立たせたいのかなど、周囲の建物や景色をよく見て、それも踏まえて外壁の色を選ぶことをおすすめします。

また、立地条件も重要なポイント。車の多い大通り添いだとどうしても壁が汚れやすいため、真っ白ではなく汚れが目立たない少し濃い目の色に。にぎやかな繁華街なら明るめの色に。このように、周囲の環境にも注目してみましょう。